一穂ミチ

ジャンル:短編集
感情度:★★★★★
〜あらすじ〜
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉と再び暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わし続ける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないままに別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
(書籍帯より)
〜紹介〜
色々な人たちの様々な人間模様を描いた短編集です。
一冊を通してそこはかとなく漂う物悲しさに心惹かれます。
個人的には「魔王の帰還」が特におすすめです。この短編集では珍しい、明るいお話かと思いきや、しっかりと人間らしさが出ていて色々と考えさせられるお話になっています。
読破した後、きっと誰かと静かに語らいたくなる一冊です。
ぜひ読んでみてください!

